ジュラシック・ワールドは傑作です。
Welcome to Jurassic World.
前書き書くことないし、下書き書いてたら書ききれなくなったから一番好きなところだけを書いていく。
ラプトルとオーウェン
ジュラシック・ワールド最大の見どころ、なんと主人公の一人のオーウェンがラプトルと対等な関係を築いてました。うそでしょ?となる。見に行った僕もそう。無理だろ。なぜなら理由はこちら。
ラプトルの過去の偉業
・草むらから人知れず団体様を食いつくす
・瀕死の人間を目立つところに放置しておとりにする
・標本のふりをして人間を襲う
・気配を消して木陰から襲う
・フェイントをかけて銃を持った人間を圧倒する
いや無理だろ、レクシィに並ぶ過去作品の恐怖の象徴だぞ。
と思ったら、これがびっくり、オーウェンがびっくりするくらいまともな人間で、恐竜との付き合い方に恐ろしさ、過去のパークの惨劇から見ればすごく謙虚な人間。
そんな人間と友情を築いたブルー、チャーリー、デルタ、エコーの4匹が本当にかわいい。昔のファンが見たら正直お前はあほかって言いたくなると思う。けど、マジでこの映画ラプトル大正義、ブルーがヒロイン。
こんな恐ろしい恐竜たちと、適切な距離で友好関係を築けるなんて、人間も捨てたもんじゃない。
(5秒後に利益第一の人間から軍事利用提案されるシーンで落胆する僕)
世界一のテーマパーク
あほぬかせ、人間が愚かな限りジュラシック・ワールドが経営できるわけないだろ。パークの惨劇でさえ当時できるだけのことをしたうえで事故は起きたんだ。コンピュータが発達したとしても、あの恐竜たちを管理するなんて………
経営出来てる………。
ホログラムをふんだんに使った第一作のマスコットキャラ解説モニター、30~40種まで増えた恐竜たち、翼竜観覧ドーム、化石発掘体験、ジュラシック・パークからの生き残り「レクシィ」の檻、恐竜の子どもとのふれあい広場、恐竜にマイクロチップを埋め込むことで可能になった中央管理システムetc
挙句の果てには、ボール型の乗り物で草原で檻の外の恐竜を直接観察できる。
SUGOI。つよつよセキュリティだ。最新技術のオンパレードだぁ。
イルカのショーを見る感覚でモササウルスの餌やりも見れる。マイクロチップのおかげでパーク内のどこにいるのか、健康管理、脱走防止までできちまう。
オペレータの一人は生粋のオタク野郎で、自分たち人間がいかに愚かだったかが分かっている。多分こいつがかっこ悪いけどある意味一番かっこいい最高の男。
まぁ、ほんの少し経営者側が恐竜の遺伝子めちゃくちゃ改造してるし…
恐竜が命を持った存在ってこと見落としてるけど……
いや、まぁ、うん……
安全管理は万全!ジュラシック・ワールド、ヨシ!
経営陣「お客さんを盛り上げさせたい…。せや!遺伝子組み換えで人工恐竜作ったろ!」
ということで、やっぱり事故は起きました。
まさか遺伝子を一から設計して新しい恐竜を想像するバカをするとは思わなかった。
判明してるだけで、スピノサウルス(凶暴性)、ラプトル(知能)、コウイカ(擬態能力)、蛇(熱感知能力)、その他もろもろの地球のすごい生物の遺伝子
これをねるねるねるねしたら出来たのがインドミナスくん。生まれてすぐに兄弟で共食いした凶暴すぎる恐竜。
恐ろしいことに、擬態能力で視覚的に隠れて脱走して肥えた男をぱくっと完食。捕獲チームも返り討ち。体内のマイクロチップも自ら食いちぎる。
なーんでこれを管理できると思ったんですかね(呆れ)
こういう何も学ばない姿勢すごく好き。人類滅びた方がいい。恐竜に覇権渡そうぜ。
すごくうれしい小ネタ
ジュラシック・ワールドが建設された島はなんとパークが建設されていたイスラ・ヌブラル。
いやまさか、森の中に過去のパークの廃墟が眠っているとは思わなった。オーウェン達大人組とはべつの子ども組主人公の兄弟。こいつらがインドミナスから逃げるときに発見した廃墟にはJurassic Parkの旗、見学用のポンコツバギー。
思わず涙がこぼれるかと思うくらい懐かしい小道具たちもちらほら見えて、あぁここはジュラシック・パークなんだと感傷に浸っていました(懐古厨)。
インドミナスVS人間&ラプトル
端的に言えば、ラプトルを使って追い込もうとしました。
なお、ラプトルの遺伝子を持つ都合上、事実上の近縁種インドミナスの呼びかけで裏切られる。2作目だか3作目でのラプトルの鳴き声がここで使われるんですけど、嬉しくはない。怖い。
ちょい前の流行だった
返り血塗れインドミナス「イェーイ、人間クン見てるー?wwwwwww」
をやられたわけですね、ラプトルの恐怖が復活なんてやめてくれよ…。久々のラプトル成分でちびるかと思った。暗闇での狩りなんてラプトルの真骨頂ですやん。
まぁ、ラプトルちゃんたち戻ってきたんですけどね(ざまぁ)。
オーウェン&ラプトル&レクシィVSインドミナス
さぁ中盤すっ飛ばして終盤の話になります。炎の王国の記事が大本命だからしょうがない。細かいところ書いてたら一冊本ができる。
この映画での最大の盛り上がりを見せる最終バトル。
オーウェンとラプトルたち、そしてイスラ・ヌブラルの女王レクシィ。
パークの危機に立ち向かうのが、人間と恐怖の象徴たちという並び立つことは不可能だった面々なのが熱い。
なんて言ったってレクシィ、こいつの登場シーンは本当に素晴らしかった。レクシィの遺伝子が入ってないことに気づいてからの、第1作からの伝統芸能である発煙筒によるレクシィの誘導は過去作の色々な思い出が浮かび、檻が開く瞬間にメインテーマが静かに響き渡りながら暗闇から姿を見せるあのシーンは燃える。
スピノサウルスの標本を吹き飛ばしながら咆哮する姿はまさに第1作のオマージュであり、過去の遺物の骨格標本を、今を生きながらえるレクシィが壊すということがとても重要な意味を持つように見える。
過去作を愛した人間にとって、これが興奮しないわけがない。
しかも、レクシィがピンチの時に駆けつけるのが1作で争ったラプトルというところもポイント高い。共通の敵ができたら、生命は並び立つことができるんやなって…。
インドミナスの最期は最新のパークの捕食者による止めで幕引き。この意外性賛否両論らしいけど、僕は好きなのでヨシ!
うわ、このブログ、文章バラバラすぎ…
おわりです。とりあえず一番好きなところを過去のツイート発掘して書き連ねました。楽しかったけど、これめちゃくちゃすぎるからさすがに次回から国語勉強する。
この映画の肝は、遺伝子組み換えで神の領域に踏み入った愚か者、過去の人気恐竜そろい踏み、そして何と言ってもレクシィとラプトルの共闘です。ジュラシック・パークが好きだったからこそ楽しめた演出も盛りだくさんで、知らなくても楽しむことはできるのは続編として理想的なものだと思います。
生命は道を見つけるというテーマを、種の違う生命の共闘という形で示したジュラシック・ワールドは続編としても一本の映画としても傑作だと断言できます。
イスラ・ヌブラルで雄叫びを上げるレクシィの姿が見れるだけでこの映画見る価値あります。
ということで書きたいこと書き切ったから、本命の炎の王国の好きなとこも今度書く。