初めての携帯はファイズフォン
親知らず抜いて死にそう
痛い
血
痛い
血
痛い
(ループ)
痛みから逃れるために人の形から抜け出したいと思ったからファイズのことを思い出すことにした
俺もオルフェノクになれば痛みなんて気にしなくていいかな
死にたくないからやめとくわ(自己完結)
仮面ライダーファイズ放送直前
幼稚園の頃、番組予告を見て友人のA君とB君と鼻息荒く熱く語っていた。
「次すごい光ってる!」
「ロボットだ!」
「女が変身するのか」
みたいなこと話してて、今考えたらこれ炎上もんじゃないのかというひどい偏見みたいなことまで三人で話してた。あの時はファムが出たばかりで女性ライダーも珍しかったんだよね、今は男女どっちも、なんあらオカマもいるからいい時代だぜほんと。(ブラーボ好き)
そしてなんといっても携帯電話。携帯で変身。携帯ってなんだ?というレベルの時の話。そりゃ心つかまされますわ。
正直こんなに前のこと覚えてるとは思わなかった。相当ファイズのこと印象に残ってたんだね。それだけ好きってことです。
放送後
オルフェノクこえええええええ
めっちゃ砂やん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いじめこえええええええええええええ
うたかっこいい!!!!!!!!
オートバジンすげえええええええ
会社がある(冷静)
ファイズめっちゃ光るし、めっちゃ速い!(START UP)
ということで
話は当時なんにもわかりませんでした!!!!!!!!
名場面は覚えてるけどたっくんの喧嘩戦法と草加の単純な強さとデルタギアの凶暴性くらいしかよく覚えてなかったね、幼稚園とかだもんねそらそうよ。
それでもたっくんがオルフェノクなのは当時あほほど驚いた。
映画見に行ってあのオルフェノク変身シーンみてビビらないやつがいるか?いやいあない(反語)
ただファイズギア買ってもらってめっちゃ遊んでたの覚えてる。夜中にポインター鳴らして怒られて様な気もするし怒られたことないかもしれない。
ただなんか、こう死んでいく人間が残すものって何かなとは考えた。そこだけは感じ取れたからちゃんと当時見た意味はあったかと思う。
いまだかろこそ行ってもいいかなと思うわがままは、DXアクセルウォッチとDXファイズブラスターもほちかったです。
ファイズ本人出演
時は経って、仮面ライダー鎧武の時代。昭和VS平成が放映。
そこで平成昭和問わずのキャスト本人出演にまさかの乾巧の名前が。
「えっまじ!!!?!?!?!?!行かなきゃ!!!!!これは見るしかねぇぞ!!!!???」
とか言って当時高校生ワイ、悲しいことに仮面ライダーの映画行きたいとか言えずに見に行けませんでした。恥を捨てろよあほ。
レンタルで結局見たんですが、まぁ、乾巧の声の低いこと低いこと。
マジで「えっ誰!?」ってなった。人は年齢を重ねていくんだなlとしみじみと思った。
そんなたっくんも今じゃめっちゃかっこいいイケオジになって草加と歌うたってるよ。昔の俺が聞いたら腰抜かす、間違いなく。
そんな話はさておき、この映画のファイズはまぁ普通にかっこよかった。なんか音声違う気がしたけど、いつものスタイルにクリーニング屋やってるの見てなんか感慨深くなった。役者もそうだけど俺も歳重ねてたことをはっきりと感じた。
そんなこんなでお次は仮面ライダードライブの年。
ドライブのポーズは、役者がファイズ大好きだということもあってファイズリスペクトの腰を低く落とすポーズがあったり、そういう裏の話で供給がありはしゃいでた。
まじ!!!!!!??!?!??!?見に行かなきゃ!!?!??!?!?!」
見に行かなかった。
別に教えてくれたそいつが悪いわけじゃない。ただ剛が死ぬってことを知ってつらくて見に行かなかった。いつの時代も推しが死ぬのはつらいんだ(本編バリバリ元気だった模様)。
とおもったら仮面ライダー4号がでるらしい。これにもたっくん出るらしい
「…。」
「……。」
「………。」
「見るかぁ。」※見た
真の地獄「仮面ライダー4号」
仮面ライダー4号が敵の仮面ライダー4号のストーリーは各自で見てください。ネタバレしかかきません。
まず、歴史改変マシーンで誰かが死ぬたびに発生する無限ループって時点でかなり心やられた。
いや、好きなシリーズの人物が見事に死んでいくのつらいだろ、マジでそっちのほうで最初思考停止したわ。
なんでこんなことになってんのかというのがこの話の肝。
なんで誰かが死ぬとループするのか?
そんな難しい話でもなく、誰かが死ぬという事実が認められないやつがいただけの話。
それがだれかというと、われらが乾巧。
ここで長年の謎だった乾巧の終わりを見せられた。
誰かが死ぬ瞬間をだれよりも見続けたからこそ、詩をトリガーにした世界改変に利用された。そんな彼は、誰よりも死にナイーブになり、死んだ後もその思いだけが残った。
いや、きっっっっつい。
あのたっくんが、本当につらそうに「満足して死ねなかった」と話すシーンは涙が流れた。
この話を終わらせるには、それこそ本当の意味での乾巧の死が必要になる。
仮面ライダーでも、オルフェノクでも、人の心はあるんだからそりゃ死ぬのは怖いよなと。
そんな彼が出した結論は「もう一度死ぬ」。
笑顔で言い切った巧に進兄さんも声を荒げるがそれでももう一度死んで世界を元に戻すと決意を固める。
数年越しに見せつけられる仮面ライダーファイズ/乾巧の覚悟はそれはそれは重いもの。人間として生きることを語らせた作品の主人公に死ぬことを最後に語らせることのなんと美しいことか。
そしてこのシーンは、仮面ライダーファイズの終盤のあの河川敷。
ファイズの終わりを語らせるにはこれほどいい場所はなかったと今でも思う。
そして剛のカメラで最後に記念撮影。みんな満面の笑みで本当に尊い。ああ…。
終わり
最後の決戦での名セリフは必見。
乾巧の最期の覚悟を悲劇だろうと言った4号に対し、
「ハッピーエンドに変えてやるよ」
と返すのはもうほんと涙が出た。
覚悟かと思ってたらそうじゃない。死んでいること、それが当然だから、乾巧は最後に一つ残される思いを変えに来たんだと感じた。
死ぬことは悲しいことではなく、死後に何を残すかを選択した男がそこにいた。
ただ、それはもちろん認められない奴からすればたまったもんじゃない。ハッピーエンドも何も本人が満足するだけではないか?残された人間が悲劇と思えばそれは本人の独りよがりのハッピーエンドでしかなく、意味がないのではないだろうか。
それを代弁してくれるのが海東だった。彼もまた、本編後誰よりも死を見てきて、ついに乾巧まで失った男だった。お前だけが残されたのか……。
海東とたっくん、お前ら本当にええ加減にせよ。お前らマジで本編もドン引きするくらい覚悟も経緯もがちがちすぎるんじゃい。見てるだけで心臓ぶっこわるんだよ…。
海東は、あの最終回の戦いの後に死んだ巧を再び死なせたくないという一心でずっとライダーたちに忠告をして妨害してを繰り返してたとかお前健気すぎる。本当に海東ってやつが人間として好きだ。
それでも決意を固めた仮面ライダーファイズを止められない。
「今でも信じてる。意味なく死んだ奴はいないってな。」
仮面ライダーファイズという作品では非常に多くの人間が死んだ。そもそも敵が人間である時点でもうアレなのだが、オルフェノクとの闘いで大事な仲間を失っている。ライダー大戦でようやく死に目に会えた草加、道を違えてしまった木場、人間らしく最後は静かに消滅した結花
これだけのメインキャラが死ぬライダー、まー、あんまりないんじゃなえぇかな。思いつくのが龍騎くらいしかない。
そんだけ死んで、オルフェノクの末路も合わさってあの物語はあまりハッピーエンドとは言えそうになく、どちらかといえば4号の言う悲劇のほうが合うかもしれない。
そんな仮面ライダーファイズの悲劇ともいえる物語の一評価を、巧はひっくり返した。
意味なく死んだ奴はいない。残されたものがあるからこそ、悲劇ではない。自分の死をハッピーエンドに変える中で自分の物語の意味を信じる心はどうあっても美しい。
乾巧の死は無駄ではない、みんなその詩には意味があった。悲劇の一言で片づけられるものではないと約十年越しに叩きつけられた。
お前が、ナンバーワンだ。仮面ライダー555大好きだ。
そういや、平成にはいってから4人目の仮面ライダーってファイズらしいですよ
いやー!すごい偶然っすね!(白目)
小さな星の話をしよう
仮面ライダー4号を倒した後の、”正しい”世界ではいつもの日常が戻りました。
進兄さんたちは、”3人”のライダーたちと撮った写真を手に日常に戻る。
そして同じ空のもと、海東は空を見上げつぶやく。
「さて、この空を守ったのは、誰でしょーか。」
仮面ライダー4号 ~完~
もしかしてさぁ…製作スタッフさんたち…天才って、よく言われない?いわれるよね?俺が言うよ、あんたら天才だ。
これ以上ない美しい終わり。こんな素晴らしいもん作って誇らしくない?もっと世間に俺は仮面ライダー4号ののスタッフだぞって言っていこ?もっと人に自慢してよ。
そんなかんじにべた褒め全肯定オタクを生み出した仮面ライダー4号、最高の作品です。
欠点という欠点がマジで見つからないんですが、しいて言えばファイズ見ないとまるで感動がわからん
まじでこれしかない。もちろん見てなくても大筋は話されるから枠はつかめるよ。
でもこれは本当に仮面ライダーファイズって作品を見てくれた人へのご褒美、平成ライダーでいう平ジェネFOREVERだから見る人は少しでもいいから仮面ライダー555を見てほしい。
っちゅーか見ろ。お前ら、生きてるうちに見たほうがいい。
ということで今週分終わり。1週分さぼっちゃったけど、今週は書いたのでヨシ!
親知らずの痛み我慢してたらめっちゃ文字数いっててビビった。