俺はクウガで育った
ノートパソコンが死んだので初投稿です
デスクトップ移行して初更新だけどLogicoolのキーボード使いやすいね、素晴らしい
ただ金が吹き飛んだことだけがつらいので発散のためにも文字を打っていくぞッターン
仮面ライダー前に書いたし、今回もライダーにします。平成ジェネレーションズFOREVERです。
はい、ネタバレ投稿とか劇場のどよめきとか記憶に残るのが多いですね。僕の記憶に一番残ってるのは、映画の内容とは別で、見終わった後に友人と感想話してたら一人平成の申し子みたいなやつがいてめちゃくちゃ羨んだことです。マジでうらやましい。
予告公開当日
最初の予告映像として劇場のエンドロール後にタイトル流れたときはふるえた。
FOREVERだよ、FOREVER。
FINALからの平成20周年記念映画のタイトルが終わりを想起させるものじゃなかったんですよ。いいじゃないかいいじゃないか、こういうのを待ってたんだよって孤独のグルメみたいなこと言ってた覚えある。
そして時は流れて、とある朝一本の動画が公開される。
そう、第一弾の予告編である。
なんかトレンドにも仮面ライダーのキーワードがあるし、こりゃすごいやつなんやろなぁ。いやぁ名に飛び出してくるんだろ。パラレル系で超時空の大決戦みたいなやつかなぁ(動画再生)
ナレーションの雰囲気がいつもと違う…?
わ、かっこいい
すげぇ全員出るんじゃん
おん?
あ?
はい。
見覚えのあるおもちゃの山ですわね…。
うわわわわわわわわサムズアップするする
うわぁあああああ
(再び再生)
うわぁあああ、なんだこりゃ。
電王やばすぎね!?(当時の感想)
映画公開まで一か月
予告でヤバイ気配を感じてからかなり浮足立っていた。それはもう大学の講義中は友人と後ろの席を陣取り話を聞かないでネットサーフィンでストーリー予想眺めてるくらいには。
ジオウもアーマーがどんどん出ていて(この時期数結構出てたよね?)毎週ワクワクしていたし、心臓はいつも高鳴ってた。よく心停止しなかったね。心臓に個あったのかな?
そんなか飛び込んできたのは東映のおもらしイマジン予告動画。
なんとおもらしと気づかずに講義中にイヤホンつなげてみていました。
電王、またイマジンおる…
講義中にまじでまたこいつら出てくれるの!?と友人に興奮しながら早口ではしゃいだ気がする。あのときなんか横で友人はマムタロトの情報調べてたきがする。
でもこの映画語るとき、あまりにも事前情報公開なさ過ぎて公開までの話何もできないんだよね……
しいて言えばメドレー映像で何人か知らない技つかってて「なんだお前その技!?」ってなってたくらい。
平成ジェネレーションズFOREVER
公開当日、友人とは自分の都合で2グループに分かれての映画館へおでかけ。このじてんで例のネタバレがあったらしく終わった後に友人が切れてた。当たり前だろ、さすがに怒ってもいいわ。アカウントブロックもまぁ、しゃあないよね…。
そんな話はさておいてさておくな、この映画見るにあたって一緒に行った友人とのお約束は二つ。
1.ツイッターを見ない
2.最速で行く
いやほんと、絶対次の日のジオウでOPでるし昼には情報出てくるから最速しかありえない。ということでがんばって必要最低限のツイートだけして(一つ目アウト)、ちょっと寝坊しかけたけど(2つ目セウト)なんとか映画館いきました。
さぁ見るぞ!何でも来いよ!俺は覚悟決まったぜ!何が来ても耐えて見せるぜ!
1時間半後、変わり果てた姿で映画館から出てくる。
ヒーローの存在とは
この映画、アタルにとってのヒーローの存在価値がすごい見ている人に刺さるんですよね。
小さい頃の孤独を埋めるものから、助けを求めるものへ、そして諦めから嗜好品に変わっていく。
この流れ、めちゃくちゃ刺さるのが、現実でヒーローから離れていく過程なんすよね。
仮面ライダーは現実に存在しない。ここの焦点が合っていて、アタルを通してなんで自分たちは仮面ライダーって作品を見ていたの?と問われる。
いや、まぁ、昔から好きだったとかかっこいいからとしか映画の前は雰囲気とオタク早口でしか語れなかったんですよね。
いや明確に頭いい話し方で語れなかったのは恥ずかしいんですけど自分は概念で話そうとすると理由は明確に言えなかったんですよね。
そのうえで、アタル君の「仮面ライダーは現実にいない」って趣旨の発言。
当たり前だけど、実際言葉にされるととても揺さぶられた。
いないことをここまで強調されるとは思わなった。
実際に今まで見た同系統の作品だと、いないはずのヒーロー・キャラが来てくれた来てしまったのノリが多かったせいもあって、全く受け身が取れない。
1時間弱かけてヒーローがいないことを描いてHPはレッドゾーン。
呼び出されたビルドとジオウたちがかっこよくてもその前提だけがひっくり返らない限りもやもやが残ったまま。
そうしたもやもやの中ついにアタル君の一言で仮面ライダーは消滅、現実世界が危機を迎える。
どうしようこれ胃が痛い。まじで締め付けられる。ドリンク飲んでられないよ。劇場の緊迫感と空気やばいよ。うわあどうすんのこれ。
とビクビクしてるなか、ついにあのシーンがスクリーンに映る。
俺、参上
再びパラレルワールドへと舞い戻ったジオウとゲイツが、アタルくんと特異点の少年を助けるためにティードへ挑むシーン。
時間停止のガチ妨害でピンチを救ったのは見覚えのあるあいつ。
「俺、あっこっちか。参上!」
いやお前がナンバーワンだ。ここぞというときに笑いと安心を持ってくる電王に安心した。ずっと前から好きでした。未来でも好きです。
そして全フォーム連続変身で燃えまくった後、まさかの本人登場
どよめく劇場、お姉さんがたのキャーキャーに合わせて俺も「あーーーーっ!!!(心の声)」。
いやほんとこれだけで名作だよ。お前が優勝や…。となったときに、アタル君への電王からの仮面ライダーの存在についてのアンサーが伝えられた。この内容は詳しいことは実際に見てほしい。マジで泣く。
そのあとのティードヘ啖呵を切るアタル君の言葉。
覚えている限り、ライダーはいる。
実際にいるのかということは問題ではない。要は仮面ライダーという概念がその人の中に息づいていればいい。記憶に残っていれば、そこに自分のあこがれた、好きな仮面ライダーは存在する。
つらいときに実際に助けてはくれないけど、思い出とともに仮面ライダーという存在は根付いていてくれた。それは、幼少期の電王を応援していたアタル君も同じ。
ここで平成ライダーファンへの一つの解答が出るのが、本当にこの映画のここがすべてなんですよね。
そして、作られたヒーロー「仮面ライダービルド」の「俺たちはここにいる。今、ここにな。」
スクリーンの前のファンに向けての言葉でもあるんですよねこれ。ソウゴ君に存在しているか否かは重要じゃないと説いたり、彼でしか言えない実在性への言及がこうしてスクリーンから飛び出してくる。これはもう一種のノンフィクションですよ。
現実にいないんじゃない。いつだって”そこ”にいる。
電王とビルドによって、仮面ライダーがいるという証明が強固になっていく流れ、涙しか出ない。
平成ライダーがあふれ出していく!(フライング)
わーい!!!!!!もうあとは脳死で演出楽しむぞー!!!!!
と始まった仮面ライダーたちの登場シーン。
個々の演出はもちろんのこと、モチーフによるグループ分け、ライブラリや新録による本人音声、そして極めつけの登場の仕方。
そう、この仮面ライダーたち、幼いころに夢見た名前を呼んだら出てきてくれるのだ。
すごいことですよ?助けを求めたら来てくれるとか、それヒーローものの醍醐味じゃないですか。
細かいところが、呼び出した人は、みんな呼び出したライダーが放映当時に子供だっただろう年代なのである。本当の意味で、子供の時の救いのヒーローとして来てくれているのだ。
こんなうれしいことある?熱いことある?あの頃の自分のヒーローが助けに来てくれるんだよ?うれしいに決まってるじゃん。
電王に至っては逃げ惑う市民のなかを一人逆らって武器を構える。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
すき。
極めつけのクウガは完璧でしたよ。
子供の姿に戻ってクウガの名前を呼ぶ。
俺も見てた時はこれくらいだったなあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
良い。
龍騎に「仮面ライダー同士、力を合わせよう!」って言わせたスタッフ、あんた天才だよ。
BGMもちゃんとあってもう最高でしたね、
そんなか冷静に驚いたのは、アクターさんは高岩さんたちの動きを最大限再現。そのうえで新技を演じる。
制作の本気具合がやばすぎる。なんだこれエネルギーがすごい。
バイクアクションとかは短い時間でよく個性が出てた。バカみてえなバイクスタントのクウガにクロックアップで高速攻撃するカブト。ドラグレッダーはマジで強すぎるし、ディケイドは大体わかったし、ドライブはひき逃げした。
そしておまたせ最後のライダーキック。
初手十割ドラゴンライダーキックから、またもやなんらかのグループ分けがされた各々のコンビライダーキック。
特に好きなのはエグゼイド、ウィザード&キバ、そしてクウガ。
一人でクソデかエフェクト出すエグゼイドはすごい良かったし、ウィザード&キバに関しては「どうした?スタッフ天才か?もう一枚、いや二枚分チケット払わせてくれない?いやもうてんさいだね?」と脳みそがバグるかっこよさ。
そして王道の強化マイティキック。
締めに主役二人でとどめを刺し、20人で決めポーズ。
「うわぁ、仮面ライダーだ!」
まるで視聴者の心の声を代弁したかのようなセリフでした。ありがとう。
20年間仮面ライダーで育った結果
クウガで育った俺が生き続けて、今じゃ社会人。なんか思い出の傍らには特撮があって、特にウルトラマンと仮面ライダーがそばにあった。幼稚園じゃ三輪車でトライチェイサーとビートチェイサーのまねしたりVバックルを祖父に買ってもらい遊びまくった。ファイズギアをねだって買ってもらい、そこから時は経ってクリスマスの朝起きたら響鬼のDX変身セットが部屋にあった。高校では特撮好きの知り合いが増えて、大学に入ってからは狂ったようにベルトを買った。
20年の平成ライダー、生き続けたなぁと映画の後も、今になっても感慨深くなる。その間に仮面ライダーの存在についてのアンサーを受け取ってこれからも応援しようってなったんだから俺は東映に生かされてる。バンダイに財布は握られ、東映に心臓つかまれてるとか幸せな監禁状態ですね最高ですよ。
友人と会えばお別れの挨拶は友情の印、真似したスナップはいまは癖になってしまった。
まぁこれが自分を構成してくれているんだし、悪くはないとは思いますよ。高校の時特撮やめようと実行しなくてよかったよ本当に。
一年ぶりに下書き掘り起こしたのでなんか変な気がするが、とりあえず締め。